笹岡城跡(読み)ささおかじようあと

日本歴史地名大系 「笹岡城跡」の解説

笹岡城跡
ささおかじようあと

[現在地名]笹神村笹岡 城山

笹岡集落の北東じよう山の比高一〇メートルの低丘陵地にある。享徳三年(一四五四)四月二八日の中条秀叟(房資)記録(三浦和田中条氏文書)に「篠岡之城」とみえ、応永の大乱に際し上杉頼藤らの守護方に呼応した中条房資が、当城に派兵・籠城したとある。天正一〇年(一五八二)一月二七日の上杉景勝書状(上杉年譜)では唐沢大膳亮が在城し、上杉景勝に対して反乱を起こした新発田重家と戦っている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android