日本歴史地名大系 「笹沖村」の解説 笹沖村ささおきむら 岡山県:倉敷市旧都窪郡地区笹沖村[現在地名]倉敷市笹沖白楽市新田(ばくろういちしんでん)村の南に位置する。北西部に足高(あしたか)神社の鎮座する笹沖山があり、内田氏蔵海面古図(「吉備国史」所収)にみえるように、海中の島であった。同図の東には大田(おおた)(多)山もみえる。寛永六年(一六二九)の開発新田とされるが(「鴨方領明細帳」池田家文庫など)、地形上から判断して笹沖山の北は元和五年(一六一九)の開発、その南は隣村の沖(おき)新田・吉岡(よしおか)村と同様にそれ以後の開発で、寛永六年の検地を受けたものと推察する説がある。寛永備中国絵図には篠沖新田とみえ、岡山藩領であるが石高の記載はない。慶安五年(一六五二)の篠沖新田村土免状(倉敷市立中央図書館蔵)には高一千三八九石余、直高一千一二五石余とある。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by