筆柿(読み)フデカキ

デジタル大辞泉 「筆柿」の意味・読み・例文・類語

ふで‐かき【筆柿】

柿の一品種甘柿で、実は縦に細長い形をしている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「筆柿」の意味・読み・例文・類語

ふで‐がき【筆柿】

  1. 〘 名詞 〙 カキの品種。甘柿で果実は扁球形で先端が筆の頭状にとがる。長さ六センチメートルぐらい。
    1. [初出の実例]「先柿は木ねり木ざはしはちや柿美濃柿御所柿八わう寺ふで柿(ガキ)くぼ柿円座柿などと申して色々ある物でござる」(出典:雲形本狂言・合柿(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「筆柿」の解説

筆柿

愛知県額田郡幸田町で生産される柿。古くから自生する不完全渋柿で、江戸時代にはすでに栽培されていた。名称は、ややとがった形状が筆の穂先に似ていることから。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android