筆草(読み)ふでくさ

精選版 日本国語大辞典 「筆草」の意味・読み・例文・類語

ふで‐くさ【筆草】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ふでぐさ」とも )
  2. 植物こうぼうむぎ(弘法麦)」の異名
  3. 植物「つくし(土筆)」の異名。
    1. [初出の実例]「筆草(フデグサ)を、二三本もらひました」(出典:歌舞伎・名大磯湯場対面(濤龍館)(1890)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の筆草の言及

【コウボウムギ】より

…海岸の砂浜に群落を作って生えるカヤツリグサ科のスゲの一種で,初夏に太い雄の穂に黄色いおしべが著しくつき,夏から秋には雌の穂の実が熟す(イラスト)。和名は弘法麦の意味で,熟した穂が麦の穂に似ているからであり,異名の筆草(ふでくさ)は,根茎の節に茶色の繊維が太く集まって筆の穂先の形になるからいう。強剛な多年草で,茶色で長い根茎を四方に伸ばす。…

※「筆草」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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