弘法麦(読み)コウボウムギ

デジタル大辞泉 「弘法麦」の意味・読み・例文・類語

こうぼう‐むぎ〔コウボフ‐〕【×弘法麦】

カヤツリグサ科多年草海岸砂地に生え、高さ10~20センチ。雌雄異株晩春、大形の花穂をつける。ふでくさ

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精選版 日本国語大辞典 「弘法麦」の意味・読み・例文・類語

こうぼう‐むぎコウボフ‥【弘法麦】

  1. 〘 名詞 〙
  2. カヤツリグサ科の多年草。各地の海辺の砂地に生える。根茎は長く砂中をはい、所々から茎を地上に出す。稈は三稜あり、高さ一〇センチメートルぐらい。葉は根生し長さ二〇~三〇センチメートル、幅五~一〇ミリメートルの線状で湾曲して強靱で先はとがり縁には鋭い鋸歯(きょし)がある。雌雄異株。春から夏にかけ、稈頂に長楕円状卵形で長さ四~六センチメートルの淡緑色の花穂を単生する。漢名、草。はまむぎ。ふでぐさ。
    1. [初出の実例]「弘法麦まくは高野の山田哉〈寸心〉」(出典:俳諧・糸屑(重安編)(1675)四)
  3. 植物こうばく(麦)」の古名。〔薬品手引草(1778)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「弘法麦」の解説

弘法麦 (コウボウムギ)

学名Carex kobomugi
植物。カヤツリグサ科の多年草

弘法麦 (コウボウムギ)

植物。イネ科二年草スズメノテッポウ別称

弘法麦 (コウボウムギ)

植物。イネ科の二年草。カラスムギの別称

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