等外(読み)とうがい

精選版 日本国語大辞典 「等外」の意味・読み・例文・類語

とう‐がい ‥グヮイ【等外】

〘名〙
① 定められた等級順位の中にはいらないこと。等級の外。
日本下層社会(1899)〈横山源之助〉三「上等なる松印の織賃は斯くの如きものなるが〈略〉梅及等外に下れば更に賃銭は減少す」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「某省の等外を拝命した以来(このかた)

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デジタル大辞泉 「等外」の意味・読み・例文・類語

とう‐がい〔‐グワイ〕【等外】

きめられた等級や順位の中にはいらないこと。
等外官」の略。

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