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外官 げかん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外官
げかん

奈良,平安時代の国司,郡司などの地方官。在京の官人を京官,内官というのに対する言葉。地位は一般に内官より低かったが,経済的には公廨稲 (くがいとう) や職田 (しきでん) などの上で,はるかに優位にあった。

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世界大百科事典 第2版の解説

げかん【外官】

律令の官職のうち国司・郡司などの地方官をいう。在京諸司を京官または内官というのに対する。令には,新任の際の給粮,勤務時間,勤務年限,親属・賓客の饗応の禁止など,勤務形態について種々の規定がある。封禄としては,季禄(きろく)がない代りに公廨稲(くがいとう)が給されたが,国司が私腹を肥やす弊害を生じたので,757年(天平宝字1)その配分法が定められた。しかし経済的な待遇は,京官よりもはるかに有利であった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

外官
げかん

律令(りつりょう)制下の官職の区分の一つ。養老(ようろう)令の公式(くしき)令によれば、「在京諸司」を京官というのに対し、大宰府(だざいふ)・国・郡・軍団など、在京しない諸司の官を外官という。京官と比較した場合、とくに経済上の待遇に大きな相違がある。すなわち京官には、その官職に相当する位階に応じて、2月・8月に季禄(きろく)が支給されるが、外官は大宰府・壱岐(いき)・対馬(つしま)の官人のほかは季禄がない。また大宰府の官人および国司・郡司はその官職に応じて職分田(しきぶんでん)が給せられることなどが定められている。[吉岡眞之]

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世界大百科事典内の外官の言及

【数】より

…中国人は地上における空間分割をまた天に投影して天を区分したのである。前2世紀ころの漢代では,天は北極を中心に,そこからの距離が36度の圏内にある決して沈まない星座を中官(ないしは中宮),その外側を囲み季節によって見え隠れする星座を外官(外宮)とし,外官をさらに四分割するのである。《史記》の東宮,南宮,西宮,北宮,のちの東方宿,南方宿,西方宿,北方宿がそれである。…

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