筒描藍染(読み)つつがきあいぞめ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「筒描藍染」の解説

筒描藍染[染織]
つつがきあいぞめ

中国地方、島根県の地域ブランド。
出雲市で製作されている。江戸時代後期から出雲地方では風呂敷嫁入り道具としてもたせる風習があった。中心に家紋四隅鶴亀・松竹梅・宝づくしなど縁起物模様が描かれる。染加工は、一枚ずつ丁寧に筒引きで模様を糊置きし、乾燥させてから藍瓶に浸け、染めと乾燥を繰り返して絵模様が浮かびあがる。藍染は丈夫で、虫がつきにくい。島根県ふるさと伝統工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android