嫁入り道具(読み)よめいりどうぐ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「嫁入り道具」の解説

嫁入り道具
よめいりどうぐ

結婚に際して,嫁および嫁側の家族が婿方に持参する荷物。嫁荷ともいう。婿方から嫁方に贈与される結納に対するものであり,嫁の持参金に類似する性格をもつ。嫁入り婚の場合は他に比べて荷物の品物も豊富であり,事前にこれを披露する儀礼婚姻儀礼に組込まれている地方もある。これに対して婿入り婚では普段着で行われることが多い。嫁入り道具は,嫁入り行列とともに婿方に運ばれる場合のほか,事前に荷送りが行われる場合もある。また北陸の日本海側の村落では,結婚後も定期的ないし長期的な里帰りが行われるため,それが終了する 33歳の嫁の厄年に婿方に届けられる。その間,嫁は季節ごとに着物や必要な道具を実家に取りに帰る。嫁入り道具には,嫁が完全に婿方の家族の一員となることを象徴する意味がある。

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デジタル大辞泉「嫁入り道具」の解説

よめいり‐どうぐ〔‐ダウグ〕【嫁入り道具】

嫁入りするときに持っていくタンス・鏡台などの道具類。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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