(読み)タガ

デジタル大辞泉 「箍」の意味・読み・例文・類語

たが【×箍/×𥶡】

竹を割き、編んで輪にしたもの。おけたるなどの外側にはめて締めかためるのに用いる。金属製のものもある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「箍」の意味・読み・例文・類語

たが【箍・&JISED8E;】

  1. 〘 名詞 〙 竹などを裂いて編み、輪に作ったもの。桶(おけ)や樽(たる)等の外側を堅く締めるために用いる。また、銅・鉄等の金属でつくったものもいう。
    1. [初出の実例]「桶のたがのはらはらと切れて鳴るを見て」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)二)
    2. 「竹を割って桶の箍(タガ)を入れるやうな事から」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉幼少の時)

い‐ずみ‥づみ【箍】

  1. 箍
  2. 〘 名詞 〙 ( 「飯詰」の意か ) 乳児を入れて眠らせるかご。いずめ。いずみき。揺籃(ようらん)。〔書言字考節用集(1698)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「箍」の読み・字形・画数・意味


14画

(異体字)
11画

[字音]
[字訓] たが

[字形] 会意
竹+手+匝(そう)。竹をめぐらしてくくる。たが。字はまたに作る。(か)声。

[訓義]
1. たが、たがをかける。
2. めぐらす、まとう。

[熟語]
箍桶箍斂

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android