(読み)タガ

デジタル大辞泉 「箍」の意味・読み・例文・類語

たが【×箍/×𥶡】

竹を割き、編んで輪にしたもの。おけたるなどの外側にはめて締めかためるのに用いる。金属製のものもある。

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精選版 日本国語大辞典 「箍」の意味・読み・例文・類語

たが【箍・&JISED8E;】

  1. 〘 名詞 〙 竹などを裂いて編み、輪に作ったもの。桶(おけ)や樽(たる)等の外側を堅く締めるために用いる。また、銅・鉄等の金属でつくったものもいう。
    1. [初出の実例]「桶のたがのはらはらと切れて鳴るを見て」(出典:寛永刊本江湖集鈔(1633)二)
    2. 「竹を割って桶の箍(タガ)を入れるやうな事から」(出典福翁自伝(1899)〈福沢諭吉〉幼少の時)

い‐ずみ‥づみ【箍】

  1. 箍
  2. 〘 名詞 〙 ( 「飯詰」の意か ) 乳児を入れて眠らせるかご。いずめ。いずみき。揺籃(ようらん)。〔書言字考節用集(1698)〕

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