箱鳥(読み)はこどり

精選版 日本国語大辞典 「箱鳥」の意味・読み・例文・類語

はこ‐どり【箱鳥】

〘名〙 顔鳥(かおどり)別称という。和歌などでは、「箱」の縁で「明(あ)く」を導く。《季・春》
※藤六集(11C初)「みやまぎに夜はきてぬるはことりのあけてかへらん事ぞわびしき」
[補注]顔鳥が実際どういう鳥をさすかは不明。郭公をいうという説もある。

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デジタル大辞泉 「箱鳥」の意味・読み・例文・類語

はこ‐どり【箱鳥】

語義未詳。「かおどり」の別名という。
深山みやま木にねぐらさだむる―もいかでか花の色に飽くべき」〈・若菜上〉

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動植物名よみかた辞典 普及版 「箱鳥」の解説

箱鳥 (ハコドリ)

動物。郭公または容鳥(かおどり)の一名

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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