箸紙(読み)ハシガミ

デジタル大辞泉 「箸紙」の意味・読み・例文・類語

はし‐がみ【箸紙】

箸を差し入れるために、紙を袋状に折り畳んだもの。また、新年を祝うための白木の箸を包む袋。 新年》

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精選版 日本国語大辞典 「箸紙」の意味・読み・例文・類語

はし‐がみ【箸紙】

  1. 〘 名詞 〙 紙を折り畳んで、袋状にして箸を差すようにしたもの。特に、江戸吉原では、なじみ客の箸を入れるために、その客の名、定紋などを書き入れたものを用いた。
    1. [初出の実例]「箸(ハシ)紙の名書には迷ふ心に食もすすみ」(出典談義本・興談浮世袋(1770)四)

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食器・調理器具がわかる辞典 「箸紙」の解説

はしがみ【箸紙】

箸袋。特に、正月に用いる白木の祝い箸に用いるもの、花街で常連客のために客の名などを書き入れたものをいうこともある。

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