節丸西遺跡(読み)せつまるにしいせき

日本歴史地名大系 「節丸西遺跡」の解説

節丸西遺跡
せつまるにしいせき

[現在地名]豊津町節丸

はらい川中流西岸の自然堤防上から後背沖積地に立地する縄文時代後期中頃から終末にかけての集落跡。平成元年(一九八九)遺跡全体の面積約二万平方メートルのうち二八八九平方メートルが発掘され、竪穴住居跡二四軒・埋甕一基などが確認された。住居跡の平面形は円形のものが多いが、一部で方形に近い形態のものもある。住居跡の内外からは石組炉・土器炉・地床炉など各種炉跡が発見されている。出土遺物では注口土器と扁平打製石器が注目される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android