節所(読み)フシドコロ

デジタル大辞泉 「節所」の意味・読み・例文・類語

ふし‐どころ【節所】

浄瑠璃などで、節の聞かせどころ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「節所」の意味・読み・例文・類語

ふし‐どころ【節所】

〘名〙
謡物語物などの段落になる所。
※歌謡・紙鳶(1687)上「段々の句切の外に、息ついて其の節所(フシドコロ)のはたらきを専とすべし」
② 浄瑠璃などで、節を聞かせる部分。地の文の、曲節変化に富んだ聞かせどころ。
浮世草子好色一代女(1686)五「つらきながらも勤めとて、ふし所(ドコロ)を口ばやに語り」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android