節陰(読み)ふしかげ

精選版 日本国語大辞典 「節陰」の意味・読み・例文・類語

ふし‐かげ【節陰】

  1. 〘 名詞 〙 矢竹の節のもとのくぼみの弱点を防止するために漆をさしこんで黒くぼかしたもの。軍陣征矢に広く用いられた。
    1. [初出の実例]「白篦に節陰(フシカゲ)ばかり少し塗って」(出典太平記(14C後)一二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android