篇目・編目(読み)へんもく

精選版 日本国語大辞典 「篇目・編目」の意味・読み・例文・類語

へん‐もく【篇目・編目】

〘名〙
① 書籍・絵巻などの編・章の題目。また、その表題
※春日権現験記絵詞(1309)目録「於篇目者覚円法印注出之、且相談両前大僧正慈信範憲〉訖」 〔漢書‐芸文志〕
箇条書の形式で書かれたものの各条、あるいはその全体をさしていう。
吾妻鏡‐文治四年(1188)二月二日「為露彼訴条々、載篇目於一紙、可公朝之由」
③ おきて。法令。篇。
④ ききめ。効果。
史記抄(1477)五「かかる篇目もない事をしたぞ」
喧嘩(けんか)やもめごとなどの訴訟
日葡辞書(1603‐04)「Fenmocu(ヘンモク)〈訳〉もめごと。争いなどの訴訟」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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