日本歴史地名大系 「築地山村」の解説 築地山村ついじさんむら 岡山県:岡山市旧上道郡地区築地山村[現在地名]岡山市草(くさ)ヶ部(べ)草ヶ部村の北、大廻(おおめぐり)山の南面中腹にあり、北部山中の天台宗常楽(じようらく)寺に関連して集落が成立。大廻山・小廻(こめぐり)山中に弘法大師が築いたと伝える築地があることから、同山を築地山とよび、村名もこれにちなむという(備前記)。慶長一〇年(一六〇五)の備前国高物成帳(備陽記)の草部(くさかべ)郷に築地山寺とみえる。寛永備前国絵図に村名が載り、高一一八石余。「備前記」によると山上の集落で、「備陽記」では田畠九町七反余、家数一九・人数三六(史料のママ)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報