日本歴史地名大系 「築比地城跡」の解説 築比地城跡ついじじようあと 群馬県:邑楽郡大泉町上小泉村築比地城跡[現在地名]大泉町上小泉 築比地築地(ついじ)砦ともよばれ、小泉(こいずみ)城の北方約一キロ、太田大泉(おおたおおいずみ)飛行場跡に単郭の城があったと伝えるが、完全に削平され、規模・構造等は不明。飛行場跡地は全体が整地されているが、周辺の地形からみて、城は邑楽台地の北方隅に低湿地に面していたと思われる。確実な史料はないが、伝承では仁寿三年(八五三)前中納言藤原長良が来任し官府を築き、斉衡三年(八五六)には赤岩(あかいわ)城主佐貫弾正忠良綱の次男の築比地次郎良基が居住したとする。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by