篝飛脚(読み)かがりひきゃく

精選版 日本国語大辞典 「篝飛脚」の意味・読み・例文・類語

かがり‐ひきゃく【篝飛脚】

  1. 〘 名詞 〙 戦国時代に行なわれた夜間の通報信号の一種所定山頂信号所を置き、主として敵軍動向自軍に急報する場合に用いられたが、江戸時代には大坂堂島の米相場遠地に通報する手段として利用された。
    1. [初出の実例]「見聞雑録云〈略〉此節小幡下野高松が工夫し出したる篝飛脚を城より長沼迄此段段続て〈略〉一時一時に信濃表の事を告る」(出典:武家名目抄(19C中か)軍陣部)

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