篠の丸城跡(読み)ささのまるじようあと

日本歴史地名大系 「篠の丸城跡」の解説

篠の丸城跡
ささのまるじようあと

[現在地名]山崎町門前加生横須上寺元山崎

山崎市街の北西にそびえる篠の丸山(三三八メートル)に築かれた中世の山城跡。城は北西から南東方向に延びる山塊の先端に位置し、山崎町内の揖保いぼ川沿いの平野を一望できる。「赤松家播備作城記」によれば赤松越前守が築城し、のち宇野氏へと続く。天正八年(一五八〇)四月、羽柴秀吉長水ちようずい城の宇野民部を攻めた時に(信長公記)、当城も秀吉の攻撃を受けて落城したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android