篠原駅(読み)しのはらのえき

日本歴史地名大系 「篠原駅」の解説

篠原駅
しのはらのえき

古代東山道の駅。「延喜式」兵部省に一五疋の駅馬を備える駅として登載。大宝令に中路と規定された東山道駅の駅馬数一〇疋より五疋多いが、これは近江国内の他の東山道駅と同じで、都と不破ふわ(現岐阜県不破郡関ヶ原町)を結ぶ要路であったためと思われる。「和名抄」に野洲郡篠原郷と駅家うまや郷の名がみえ、これらに対応する地名として、現野洲町大篠原おおしのはら小篠原こしのはらがある。両隣の勢多せた(現大津市)および清水しみず(現神崎郡五個荘町)との駅間距離からみれば、二つの篠原のうち南側にある小篠原にあてるのが適当であろう。しかし仁治三年(一二四二)成立の「東関紀行」に「篠原といふ所を見れば、西東へ遥かに長き堤あり。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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