簇出(読み)ゾクシュツ

デジタル大辞泉 「簇出」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐しゅつ【×簇出】

[名](スル)そうしゅつ(簇出)」の慣用読み

そう‐しゅつ【×簇出】

[名](スル)《慣用読みで「ぞくしゅつ」とも》群がり出ること。「新興宗教簇出する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「簇出」の意味・読み・例文・類語

ぞく‐しゅつ【簇出】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ぞく」は「簇」の慣用音 ) =そうしゅつ(簇出)
    1. [初出の実例]「その周囲に新らしき労働者居住地をも簇出(ゾクシュツ)させた」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉東京の顔)

そう‐しゅつ【簇出】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「そう」は「簇」の漢音。「簇」はむらがるの意 ) むらがり出ること。ぞくしゅつ。
    1. [初出の実例]「いはゆる鹿鳴館時代には女性方面にもハイカラ簇出し」(出典:明治大正見聞史(1926)〈生方敏郎〉明治大正凝視の中心と成った女性)

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