簓三八(読み)ササラサンパチ

精選版 日本国語大辞典 「簓三八」の意味・読み・例文・類語

ささら‐さんぱち【簓三八】

  1. 〘 名詞 〙 古く、疫病や疱瘡(ほうそう)などを防ぐまじないとして、鮑(あわび)の殻の内側木札などに書いて門戸にはった文句。簓三助。簓三八孫。簓三八宿。
    1. [初出の実例]「玄関の鴨居に蚫貝ぶらさげてささら三八の名号」(出典:談義本・世間万病回春(1771)三)

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