簸屑(読み)ヒクズ

デジタル大辞泉 「簸屑」の意味・読み・例文・類語

ひくず【簸屑】[狂言]

狂言。和泉いずみ流。茶の簸屑をひきながら眠ってしまった太郎冠者に、次郎冠者が鬼の面をかぶせる。主人が帰って、鬼と思って追い出そうとするうちに面がとれる。

ひ‐くず〔‐くづ〕【×簸×屑】

穀類や茶などを箕みでふるったときに出る屑。
[補説]狂言の曲名別項。→簸屑

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関連語 名詞 出典 実例

精選版 日本国語大辞典 「簸屑」の意味・読み・例文・類語

ひ‐くず‥くづ【簸屑】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 茶または穀類などを箕(み)でふるって残ったくず。
    1. [初出の実例]「もみ飯とも云はず、ひくづとも云はず、飲つくうつして飽ばやむぞ」(出典:両足院本山谷抄(1500頃)一九)
  2. [ 2 ] 狂言。和泉流。茶の簸屑をひきながら眠ってしまった太郎冠者の顔に次郎冠者が鬼の面をかぶせる。外出からもどった主人がそれを鬼と思い込み追い出そうとする。しかし、追い出さないように頼む太郎冠者を次郎冠者がなぶるうちに面がとれ、真相を知った太郎冠者は次郎冠者を追い込む。

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