籃輿(読み)ランヨ

デジタル大辞泉 「籃輿」の意味・読み・例文・類語

らん‐よ【××輿】

簡単な竹作りの駕籠かご。主として山道などに用いるもの。山駕籠

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「籃輿」の意味・読み・例文・類語

らん‐よ【籃輿】

  1. 〘 名詞 〙 山道などで用いる、竹で編み屋根網代(あじろ)に作ったそまつなかご。山駕籠。〔二十巻本和名抄(934頃)〕 〔晉書‐陶潜伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「籃輿」の読み・字形・画数・意味

【籃輿】らんよ

竹編みの駕籠。梁・昭明太子〔陶淵明伝〕淵、脚疾り。一門生、二兒をして籃輿を(か)かしめ、に至るや、欣然として(すなは)ち共に飮す。

字通「籃」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の籃輿の言及

【轎】より

…黄河以南の各地には竹轎が多い。一般名は篼子で,竹輿,竹兜,兜輿,山兜,笋(または筍)輿,箯輿,籃輿,過山轎,轎,竹奴などの異称がある。2人舁きの肩輿である。…

※「籃輿」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android