籠蓋(読み)ろうがい

精選版 日本国語大辞典 「籠蓋」の意味・読み・例文・類語

ろう‐がい【籠蓋】

  1. 〘 名詞 〙 おおいかぶさること。人をある場所に押しとどめて、他へ移らないようにすること。
    1. [初出の実例]「強欲蓋万象」(出典日本詩史(1771)五)
    2. 「社会の劣等なる読者を籠蓋し得たりとて」(出典:文明批評家としての文学者(1901)〈高山樗牛〉五)
    3. [その他の文献]〔世説新語‐賞誉上〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「籠蓋」の読み・字形・画数・意味

【籠蓋】ろうがい

おおう。まるめこむ。〔世説新語賞誉〕王太尉(衍)曰く、裴令(楷)を見るに、然、人の上を籠蓋す。に非ざるなりと。

字通「籠」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android