日本大百科全書(ニッポニカ) 「米みそ」の意味・わかりやすい解説 米みそこめみそ みその原料中、麹(こうじ)に米を材料に使って仕込んだもの。全国で生産されるみそのうち、80%以上が米みそである。米麹、蒸煮(じょうしゃ)大豆、食塩を配合するが、米麹が多いものほど色が白く甘味が多い。仙台みそ、信州みそなどの辛みそと、江戸みそ、京風白みそなどの甘みそがある。[河野友美・山口米子][参照項目] | みそ 仙台みそ 信州みそ 江戸みそ 京風白みそ 米みそ・麦みその製造工程 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by
世界大百科事典(旧版)内の米みその言及 【みそ(味噌)】より …今日のみその文字は平安末期成立の《扶桑略記》に初めて登場する。みそ玉醸造方式は現在の愛知,三重,岐阜の3県における豆みそ醸造に発展し,さらに米こうじあるいは麦こうじを加えて日本独自の米(麦)みそを創造することになった。工業的に生産されるようになったのは,江戸時代に入ってからで,1645年(正保2)に仙台伊達藩の〈御塩噌蔵〉で製造が開始された。… ※「米みそ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」 Sponserd by