米神村
こめかみむら
[現在地名]小田原市米神
東は相模湾、三方を米神山が囲み海に迫る。南は根府川村、北は石橋村と接し、熱海道が海沿いに通る。「源平盛衰記」は治承四年(一一八〇)源頼朝挙兵に際し「米嚼石橋と云所に陣を取り」と記し、「北条記」には北条早雲の小田原攻めの時も「石橋こめかみの辺より螺を吹揚鬨を作」とある。
近世は小田原藩領。寛永初期の村高一九石余、家数二七、うち名主一・本百姓一三・わきノ者一二・鉄砲打一(小田原領西筋村々高ノ帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
Sponserd by 