根府川(読み)ねぶかわ

精選版 日本国語大辞典 「根府川」の意味・読み・例文・類語

ねぶかわ ねぶかは【根府川】

[1] 神奈川県小田原市南部地名。箱根外輪山の斜面にあり、相模湾に面する。ミカン栽培で知られる。根府川石産出
[2] 〘名〙 「ねぶかわいし(根府川石)」の略。
洒落本・風流仙婦伝(1780)「内へ入て見れば、みかけ根布川(ネブカワ)の飛石つたい玄関ともなき入口あり」

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「根府川」の意味・わかりやすい解説

根府川
ねぶかわ

神奈川県小田原市(おだわらし)の南部、JR東海道本線根府川駅を中心とした一帯地区。旧根府川村。東海道本線のほか国道135号が通じる。山地は箱根火山外輪山の斜面で、ミカン園に開かれ、白銀(しろがね)林道が通じている。国道下の海はブリその他の定置網漁場として知られる。

[浅香幸雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「根府川」の意味・わかりやすい解説

根府川
ねぶかわ

神奈川県南西部,小田原市南西部の地区。相模湾に迫る箱根山の溶岩流末端の傾斜地にある。相模湾西岸に連なるミカン産地中心地徳川家康が江戸城構築に使ったといわれる根府川石の産地として知られる。狭い海岸段丘を東海道新幹線,JR東海道本線,国道 135号線 (真鶴道路) が並走

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