米踏・米蹈(読み)こめふみ

精選版 日本国語大辞典 「米踏・米蹈」の意味・読み・例文・類語

こめ‐ふみ【米踏・米蹈】

〘名〙
踏臼(ふみうす)をふんで米をつくこと。また、その人。こめつき。
※仮名草子・祇園物語(1644頃)下「山家の者も海辺海士も六尺をし、米ふみにいでば」
※尋常小学読本(1887)〈文部省〉四「隣の米屋に行きて、米ふみをなし」
② 取引した米が、買値または売値より下落あるいは騰貴したとき、その受渡しの期限に先だち、転売または買いもどしによって、その損得の計算をすること。
※浮世草子・四民乗合船(1714)商之部「米の買廻し米ふみの世話、そこそこにこまかく気を付心をつかひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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