米道村
よねみちむら
末谷口村の北に位置。中央を栃津川が北流し,西は寺坪新村・道源寺村。岩峅寺道が通る。末庄末三ヵ村の一つで、昔は末道村とよばれたが、のち末が米に転じて村名となったと伝える。また岩峅寺村・芦峅寺村へ米を送る道に沿っていたことに由来するともいう。当地善入寺の木造阿弥陀如来坐像の銘に、永正一〇年(一五一三)六月六日付で「末庄米道村」とみえる。正保郷帳では高七一六石余、田方四五町二反余・畑方二町五反、新田高二〇石余。寛文一〇年(一六七〇)の村御印によると草高八三六石、免五ツ、小物成は山役九三匁(三箇国高物成帳)。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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