精選版 日本国語大辞典 「粉墨」の意味・読み・例文・類語 ふん‐ぼく【粉墨】 〘 名詞 〙 白粉(おしろい)と眉墨(まゆずみ)。また、白粉と眉墨で美しくよそおうこと。多く、物事を美化したり修飾したりすることのたとえに用いる。[初出の実例]「尊像示以二許否一、若可レ許二所レ請者一、尋二痕跡一而添二粉墨一」(出典:本朝文粋(1060頃)一三・請修餝美福門額字告弘法大師文〈大江以言〉)[その他の文献]〔後漢書‐黄瓊伝〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「粉墨」の読み・字形・画数・意味 【粉墨】ふんぼく おしろいと、まゆずみ。飾る。〔後漢書、梁鴻伝〕鴻曰く、吾(われ)裘(きうかつ)(粗衣)の人を欲す。~今乃ち綺縞(きかう)を衣(き)、を傅(つ)く。豈に鴻の願ふならんやと。妻~乃ち(あらた)めて椎髻(ついけい)(たばね髪)を爲し布衣をく。~鴻大いに喜んで曰く、此れ眞に梁鴻の妻なりと。字通「粉」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報