椎髻(読み)ツイケイ

精選版 日本国語大辞典 「椎髻」の意味・読み・例文・類語

つい‐けい【椎髻】

  1. 〘 名詞 〙(まげ)の一種。頭髪を後方に垂らし、その先端を椎状に髻(もとどり)とする結い方。中国の蛮夷風習とされる。垂髻(すいけい)
    1. [初出の実例]「科頭は椎髻裳と云、椎髻の事ぞ。椎のやうに髻をするぞ」(出典史記抄(1477)一一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「椎髻」の読み・字形・画数・意味

【椎髻】ついけい

髪を後ろに垂れて椎の形に結ぶ。さいづちまげ。〔史記、貨殖伝〕山東なり。亦た冶鑄(やちう)し、椎髻の民(南越)に賈(う)り、富は卓氏に(ひと)し。に臨(りんきよう)に居る。

字通「椎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android