粒径積算曲線(読み)りゅうけいせきさんきょくせん

最新 地学事典 「粒径積算曲線」の解説

りゅうけいせきさんきょくせん
粒径積算曲線

grain-size cumulative frequency distribution grain-size cumulative curve

堆積物の粒度組成を示す曲線の一つ。粒径加積曲線,粒径累積曲線,粒径累積頻度曲線,また単に粒度曲線,積算曲線,加積曲線,累積曲線,累積頻度曲線ともいう。粒子の粒径を横軸に,粒子の重量百分率縦軸にとり,各粒子の重量百分率を累加してプロットした曲線。横軸は対数目盛を用い,堆積学では粗粒子のほうから,土質工学では細粒子のほうから累計して表示する。縦軸は,0~100%の等間隔で表示したもの,または正規分布が直線にのるように特有の目盛を施したもの(正規確率紙:probability paper)を用いる。粒径積算曲線の解析には,正規確率紙上の曲線をいくつかの直線に区分し,各直線を各運搬機構に対応する集団と考えて解析する方法(G.S.Visher, 1969)と,曲線を構成する正規分布集団を識別し解析する方法がある。正規確率紙上では,一つの正規分布からなるときのみ直線を示すことから,通常の曲線はいくつかの正規分布集団の合成からなっている。曲線上の屈曲点(inflection point)から,各集団(population)を識別し,各集団の混合率と粒度分布を求め解析する。参考文献井口正男(1975) 漂砂流砂水理学,古今書院

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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