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水理学 すいりがくhydraulics

翻訳|hydraulics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

水理学
すいりがく
hydraulics

流体力学の一分野。液体,特に水の動力学的性質を研究し,工学上の応用をおもな課題とする。土木工学では水理学,機械工学では水力学 hydromechanicsと呼ぶことが多い。研究対象は,土木工学ではダム,河川,港湾,上下水道,水門,放水調節,バルブ,河やパイプ中の水流,発電水力,堤防,突堤,船体,水面埋立てなど多岐にわたり,機械工学ではポンプ,タービン,プロペラ,潤滑など流体機械,サーボ機構に関するものがある。流体力学が理論的研究を主とするのに対し,水理学では経験的・実験的研究が出発点となる。ダムや池の水が堤防に及ぼす静水圧や浮体に加わる浮力と重力の釣合いなど,静止した水の中での平衡を論じる分野を特に静水力学という。

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デジタル大辞泉の解説

すいり‐がく【水理学】

地下水・海水流水などの運動を扱い、土木工学上の応用を研究する学問。また、水力学と同義

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百科事典マイペディアの解説

水理学【すいりがく】

主として河川,運河,水路等における水の流れ,圧力,波動などを研究する学問。各種の水理構造物の設計・建設に応用。
→関連項目土木工学

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世界大百科事典 第2版の解説

すいりがく【水理学 hydraulics】

主として水を中心として,流体(液体)の流動現象を対象とする科学。その流動現象を解析する原理としては,もっぱら力学の法則を用いる。したがって,水理学は水に関する力学を基礎的概念とし,水に関する実際の現象,とくに土木工事などに関連する現象を解明するとともに,実用的な課題を解き,実際の工事設計に役だつことを目的として発展してきた学問である。水力学も水理学とほぼ同様な学問的基盤に立脚しているが,応用面としては主として機械およびその関連の工学的解明および設計に役だつことを目的としている。

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大辞林 第三版の解説

すいりがく【水理学】

流体力学に基礎をおき、土木工学や機械工学などへ応用するために、水の力学的問題を研究対象とする学問。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

水理学
すいりがく
hydraulics

水の流れを力学的に解析する学問。土木工学の一分野。水理学では実用的な解を得るために流れを単純化して扱うが、できるだけ厳密に流れを解析するためにコンピュータを使った数値解析も行われる。水理学が対象とするおもな流れは開水路の流れおよび管路の流れであるが、地下水の流れ、浸透流、密度流や流砂、移流・拡散・分散など水の流れに関連する現象も扱われる。川 登]

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世界大百科事典内の水理学の言及

【水力学】より

…流体や気体のように自由に変形する物質を固体と対比して流体というが,流体が流れるときの圧力変化や周囲の物体に及ぼす力を調べる学問は,水力学,流体力学,空気力学,レオロジーなど,さまざまな名まえで呼ばれる。このうち,空気力学aerodynamicsは高速の気体の流れを,レオロジーはコロイドや高分子のように複雑な構造をもつ液体の流れを主として取り扱い,独立した分野を形づくっている。 一方,水力学と流体力学は,流れの問題を幅広く取り上げ,その間に一線を画すことはむずかしい。…

※「水理学」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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