精好織(読み)セイゴウオリ

デジタル大辞泉 「精好織」の意味・読み・例文・類語

せいごう‐おり〔セイガウ‐〕【精好織(り)】

中世以来、公家武家に用いられた絹織物一種縦糸に練り糸または生糸を密にかけ、横糸に太い生糸を織り入れて固く緻密ちみつに織った平絹神主祭服袴地はかまじに使う。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「精好織」の意味・読み・例文・類語

せいごう‐おりセイガウ‥【精好織】

  1. 〘 名詞 〙 ( 精密で美しい織物の意 ) 絹織物の一種。練糸を経(たていと)とし、生糸を緯(よこいと)とし、または経、緯ともに練糸で織りあげたもの。前者をかたねり、後者をもろねりといい、多く袴(はかま)地に使う。緯に対して経の密度が高い。精好

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android