精麦機(読み)せいばくき(その他表記)barley pearling machine

日本大百科全書(ニッポニカ) 「精麦機」の意味・わかりやすい解説

精麦機
せいばくき

オオムギ裸麦皮麦)を精白する機械で、精米機がそのまま、または精白部の構造をすこし変えて用いられているが、もっとも多く利用されているのは研削式である。

[入江道男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「精麦機」の意味・わかりやすい解説

精麦機
せいばくき
barley pearling machine

大麦,裸麦などを精白する機械。大麦は米に比べて外皮が厚く,堅く,溝条も深いため搗精 (とうせい) は困難である。このため横型円筒摩擦式 (エンゲル型) 精麦機では,大麦は5~7%,裸麦は4%程度加水して外皮を柔らかくし,麦粒相互の摩擦で皮をむく。また縦型研削式 (グラインダ型) 精麦機では加水せずグラインダで粒の表面を削り取る仕組みになっている。

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