糞を食らえ(読み)クソヲクラエ

デジタル大辞泉 「糞を食らえ」の意味・読み・例文・類語

くそらえ

他人行為言葉に対してののしり返す言葉。糞でも食らえ。

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精選版 日本国語大辞典 「糞を食らえ」の意味・読み・例文・類語

くそ【糞】 を 食(く)らえ

  1. 相手の言葉や行為に対して、やけを起こしたり、ののしったりするときにいう語。勝手にしろ。どうにでもなれ。糞でも食らえ。糞でも拝味しやがれ。
    1. [初出の実例]「武田信玄、禅家の小僧に行あひて、地ごく極楽はいづくぞと問給へば、くそくらへと申ける」(出典:咄本・百物語(1659)上)
    2. 「文章なんかくそくらえだ」(出典:シベリヤ物語(1950‐54)〈長谷川四郎〉舞踏会)
  2. くしゃみをしたときに、風邪をひかないように言うまじないの言葉。〔譬喩尽(1786)〕
    1. [初出の実例]「『ハアくっしゃみ』おせう小ごへにて『くそをくらへ』」(出典:滑稽本・東海道中膝栗毛(1802‐09)五)

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