糸井茂助(読み)いとい もすけ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「糸井茂助」の解説

糸井茂助 いとい-もすけ

1824-1883 幕末-明治時代の武士,農事改良家。
文政7年2月24日生まれ。出羽(でわ)秋田藩士。安政4年蝦夷地(えぞち)の増毛(ましけ)にわたり,沿岸警備にあたる。廃藩後,雄勝郡(おがちぐん)杉沢村(湯沢市)横山の地を開墾し,大豆(だいず)・小豆(あずき)などを試作品種改良と良種の普及につとめ,優良新種「兄大豆(あにまめ)」(糸井豆)をつくりだした。明治16年7月6日死去。60歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android