糸蜻蛉(読み)イトトンボ

デジタル大辞泉 「糸蜻蛉」の意味・読み・例文・類語

いと‐とんぼ【糸蜻蛉】

イトトンボ科のトンボの総称。体は小形で細く弱々しく、はねの脈は粗い。翅を立てて止まる。キイトトンボアジアイトトンボなど。とうすみとんぼ。 夏》「―宙にとどまり石進む/稚魚
体が糸のように細いトンボの総称。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞

精選版 日本国語大辞典 「糸蜻蛉」の意味・読み・例文・類語

いと‐とんぼ【糸蜻蛉】

  1. 〘 名詞 〙 昆虫類トンボ目のうちイトトンボ科およびその近縁の科に属する小形のトンボの総称。体長四センチメートル以下、腹部はねも細い。体が空色緑色など上品で美しい種類が多く、止まっているときははねを背の上で合わせる。沼池畔の草むらに多い。とうすみとんぼ。とうせみ。とうしんとんぼ。《 季語・夏 》〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android