日本歴史地名大系 「紀倍神社」の解説 紀倍神社きべじんじや 福井県:坂井郡春江町西方寺村紀倍神社[現在地名]春江町木部西方寺祭神は紀角宿禰(きのつぬのすくね)命・建角身(たけつぬみ)命・玉依日売(たまよりひめ)命・別雷(わけいかずち)神。旧村社。「延喜式」神名帳にみえる坂井(さかい)郡三三座のうちの「紀倍(キヘノ)神社」に比定される。大同元年(八〇六)京都の上賀茂社・下鴨社を勧請し、一社に合祀した古祠と伝え、江戸時代には賀茂神社とよばれた。明治四三年(一九一〇)木部神社と改称、のち現社号に変更した。境内にあるオニヒバ(県指定天然記念物)は樹齢四〇〇年以上といわれ、高さ二二・八メートル。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by