紀古麻呂 (きのこまろ)
奈良時代の官人貴族。生没年不詳。大人の子。飯麻呂の父。705年(慶雲2)新羅貢調使金儒吉の入京を迎える騎兵大将軍となった。時に正五位上。没年は明らかになっていないが,59歳で没し,正五位上式部大輔であった。《懐風藻》に漢詩2首を残している。
執筆者:薗田 香融
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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紀古麻呂 きの-こまろ
?-? 飛鳥(あすか)-奈良時代の官吏。
紀大人(うし)の子。紀飯麻呂(いいまろ)の父。慶雲(きょううん)2年(705)新羅(しらぎ)(朝鮮)貢調使金儒吉(こん-じゅきつ)をむかえる騎兵大将軍に任じられる。のち正五位下,式部大輔(たいふ)。「懐風藻」に漢詩2首がある。享年59歳という。
出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例
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