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紀大人 きの うし

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

紀大人 きの-うし

?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏。
紀麻呂(まろ)の父。紀飯麻呂(いいまろ)の祖父。天智天皇10年(671)御史大夫(ぎょしたいふ)。「日本書紀」によると,天皇の重病に際して大友皇子(弘文天皇)にしたがうことを誓約。しかし没後に正三位をおくられたという「続(しょく)日本紀」の記述から,壬申(じんしん)の乱では大海人(おおあまの)皇子(天武天皇)側についたとされる。没年は天武天皇12年(683)とも。

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書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

朝日日本歴史人物事典の解説

紀大人

没年:天武12.6.2(683.7.1)
生年:生年不詳
7世紀後半の官人。紀麻呂の父。天智9(670)年閏9月,藤原鎌足の葬送に当たり,必要な品々を整えている。翌年1月,御史大夫に任じられ,11月天智天皇の病床で時の左右大臣,御史大夫ら4人と共に,大友皇子への忠誠を誓った。以後の消息は不明。没年月日は『紀氏系図』によったが,『続日本紀』の紀麻呂の薨伝に「近江朝御史大夫贈正三位大人子也」とあり,正三位を贈られたのは死後である。江戸後期の国学者伴信友は,紀大人が壬申の乱(672)のときに終始大友皇子方だったとすれば,この追贈は理解に苦しむところであり,ひそかに大海人皇子(天武天皇)に通じていた可能性があったことを指摘している(伴信友『長等の山風』付録)。

(寺崎保広)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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