紀大人(読み)きの うし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀大人」の解説

紀大人 きの-うし

?-? 飛鳥(あすか)時代の官吏
紀麻呂(まろ)の父。紀飯麻呂(いいまろ)の祖父。天智天皇10年(671)御史大夫(ぎょしたいふ)。「日本書紀」によると,天皇の重病に際して大友皇子(弘文天皇)にしたがうことを誓約。しかし没後正三位をおくられたという「続(しょく)日本紀」の記述から,壬申(じんしん)の乱では大海人(おおあまの)皇子(天武天皇)側についたとされる。没年は天武天皇12年(683)とも。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む