デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「紀咋麻呂」の解説 紀咋麻呂 きの-くいまろ 755-833 奈良-平安時代前期の官吏。天平勝宝(てんぴょうしょうほう)7年生まれ。紀古佐美(こさみ)の子。紀愛宕麻呂(おたぎまろ)の父。延暦(えんりゃく)25年桓武(かんむ)天皇葬送の御装束司をつとめる。のち刑部大輔(ぎょうぶのたいふ),左京大夫(さきょうのだいぶ),出雲守(いずものかみ)などを歴任。伝に「人となり才なし。田原天皇(施基(しきの)皇子)の外戚(がいせき)をもって特に四位に至る」という。天長10年1月19日死去。79歳。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例