納まり返る(読み)オサマリカエル

デジタル大辞泉 「納まり返る」の意味・読み・例文・類語

おさまり‐かえ・る〔をさまりかへる〕【納まり返る】

[動ラ五(四)]その地位境遇などに、すっかり満足したようすで腰を据える。「社長奥様に―・っている」

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精選版 日本国語大辞典 「納まり返る」の意味・読み・例文・類語

おさまり‐かえ・るをさまりかへる【収返・納返】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ある場所や地位に落ち着いて、そこですっかり満足している。
    1. [初出の実例]「お宮の述べる台詞の一節を十余行ばかり、半は仮名を消してあるのを、『これを談話体に読んで御覧なさい』と突付けて、試験委員長殿は納(ヲサマ)り返(カヘ)る」(出典:社会観察万年筆(1914)〈松崎天民〉新女優の運命)

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