精選版 日本国語大辞典 「紙巻」の意味・読み・例文・類語 かみ‐まき【紙巻】 〘 名詞 〙① 紙で巻くこと。また、巻いたもの。② 「かみまきタバコ(紙巻煙草)」の略。[初出の実例]「巻煙草を『シカール』と云、紙巻を『シカレット』と云」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二)③ =かばまき(樺巻)[初出の実例]「四条被レ来、弓被二持来一、紙巻被レ調レ之、勧二一盞一了」(出典:言継卿記‐永祿三年(1560)正月二一日)④ 切腹の際や、禁忌・誓約のしるしに刀の柄に白紙を巻くこと。[初出の実例]「髪(さかやき)をあらため紙巻(カミマキ)のわきざし竹杖を突つれて無常の道をおくりぬ」(出典:浮世草子・浮世栄花一代男(1693)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例