紙張(読み)かみばり

精選版 日本国語大辞典 「紙張」の意味・読み・例文・類語

かみ‐ばり【紙張】

  1. 〘 名詞 〙 紙をはること。紙ではること。また、そのもの。
    1. [初出の実例]「紙張沙汰了。かゐた紙二帖百五文にて買さた了」(出典:多聞院日記‐天文一二年(1543)四月二二日)
    2. 「雨漏りの痕が怪しげな形を茶褐色に画(えが)いてゐる紙張(カミバリ)天井」(出典食堂(1910)〈森鴎外〉)

こ‐ばり【紙張】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「かみばり(紙張)」の変化した「こうばり」が変化した語 ) 紙を張ること。また、その張った物。
    1. [初出の実例]「少女も老女も鬂(びん)と髱(つと)を別にとりて、紙張(コバリ)なる髷の形したるもの、髱の形したる物を入れ」(出典:随筆燕石雑志(1811)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「紙張」の読み・字形・画数・意味

【紙張】しちよう

紙類。

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