素話・素咄・素噺(読み)すばなし

精選版 日本国語大辞典 「素話・素咄・素噺」の意味・読み・例文・類語

す‐ばなし【素話・素咄・素噺】

〘名〙
酒食茶菓などを出さないで、話ばかりすること。
※俳諧・毛吹草(1638)五「ほととぎとすばなししたるこよひ哉〈慶友〉」
音曲鳴物などのはいらない落語話術だけで聞かせる落語。
浮世草子諸道聴耳世間猿(1766)五「磯右衛門が方に市をなして素咄(スばなし)の夜半切」

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