紡錘(読み)ボウスイ

精選版 日本国語大辞典の解説

つみ【紡錘】

〘名〙 =つむ(紡錘)②〔十巻本和名抄(934頃)〕

つむ【紡錘】

〘名〙
糸巻などの心棒。
和訓栞(1777‐1862)「今いふ緒巻とおもはる。関東にては緒巻をつむといへり」
をつむぐ機械の部品。鉄製の細い棒で、これを管に差し込んで回転させ、糸を巻くと同時によりをかける用をするもの。緒巻(おまき)。つみ。つも。ぼうすい。〔色葉字類抄(1177‐81)〕
③ (鳴き声が②の音に似ることから) 昆虫「くつわむし(轡虫)」の異名。

ぼう‐すい バウ‥【紡錘】

〘名〙 糸をつむぐ機械の部品。つむ。
※島へ(1962)〈島尾敏雄〉「紡錘か、イカの骨を思わせる単調な恰好の島」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の紡錘の言及

【糸】より

…最も原始的な方法は手のひらと股で撚りを与えて糸状にする方法である。次に紡錘を用いて,上部の先端に繊維をとりつけて手で独楽(こま)を回すように紡錘を回転させるやり方。そして第3にはアジアで発明されたやり方で,紡錘を横たえたまま軸の周囲に回転させる糸繰車を使うやり方である。…

【織物】より

…この遺跡は新石器時代のもので,紀元前4200年ころとされている。また同じころと推定される亜麻布はイランのスーサ地方のアクロポリスの遺跡からも出土しており,ジャルモ・ハラフ期の遺跡からは土製の紡錘車や骨針が出土し,すでに糸を紡ぐことが行われていたことがわかる。さらにインドのモヘンジョ・ダロ遺跡や南アメリカのペルー北部のワカ・プリエッタ遺跡で発見された綿布の断片は,ともに紀元前3000‐前2500年ころとされている。…

【スピンドル】より

…なお精紡機ではスピンドルは錘(つむ∥すい)とも呼ばれ,紡績工場の規模はスピンドルの数(錘数)によって表示される。錘は紡錘とも書き,新石器時代から使用された紡錘車(糸を紡ぐ道具)の回転軸もスピンドルである。【近田 淳雄】。…

※「紡錘」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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