(読み)ボウ

普及版 字通 「紡」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 10画

[字音] ボウ(バウ)
[字訓] つむぐ

[説文解字]
[その他]

[字形] 形声
声符は方(ほう)。〔説文十三上に「絲なり」、〔玉〕に「紡絲なり」、また〔広韻〕に「紡績なり」とあり、糸をつむぐことをいう。〔国語、晋語九〕に「執(とら)へての槐(くわい)に紡(か)く」とあり、糸を繰るときのように、上から懸する意。架して糸を緝(あつ)めることを紡という。

[訓義]
1. つむぐ、うむ、うんでつむぐ、くる。
2. いと、うんだ麻、つむいだ糸。
3. かける、しばってかける。

[古辞書の訓]
名義抄〕紡 ヨル・ヲウム・ツムグ・イト・クル

[熟語]
紡緯・紡花紡糸・紡車・紡紡緝・紡織・紡錘・紡績・紡紡綿・紡毛・紡
[下接語]
耕紡・混紡・織紡績紡・束紡・夜紡

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む